以下
Habitual action video game playing is associated with caudate nucleus-dependent navigational strategies
Greg L. West,
「ビデオゲームの常習的な遊びは、線条体における灰白質および活動の増加と関連している。」
より
1週間に9時間以上ビデオゲームに参加している青少年は、著しく大きな線条体(側坐核および尾状核を含む)を有することが示された
*線条体は運動機能への関与が最もよく知られているが、意思決定などその他の神経過程にも関わると考えられている。
別の研究では、求心性の突起を海馬に送る嗅内皮質の体積は、行動RPG自我シューティングゲームの遊びと負の相関を示した
In another study, the volume of the entorhinal cortex, which sends afferent projections to the hippocampus, negatively correlated with playing action-RPG ego shooter video games
*注: この文献ではego shooting gameとかかれているが、おそらくfirst person shooting gameのことだろう。
first person game
基本的に画面に表示されるのはプレイヤーキャラクターの一部(腕など)と武器・道具のみである。混同されがちだが、プレイヤーキャラクターの姿が見えるゲームはサードパーソン・シューティングゲーム(TPS:第三者視点)として区別される。
一人称のシューティング型RPGでは脳の嗅内皮質(嗅内野)の体積が減るとのことだ。
アクション系では線条体が成長し、嗅内皮質が収縮、パズルやロジックゲームでは嗅内皮質を刺激する
嗅内皮質はまた、時間を演出するロジックやパズルゲームと正の相関があることが判明した。
この正の相関関係は、Foerde&Shohamy [ 62 ]が提唱した仮説と一致し、フィードバックタイミングの遅延が線条体に基づく学習から海馬への移行に変わることを示している。
したがって、アクションビデオゲームの場合、即時報酬の存在は、線条体が成長し、嗅内皮質が収縮するのを刺激する一方で、
パズルやロジックゲームの遅延報酬の存在は、嗅内皮質を刺激するであろう[
嗅内野
英語名:entorhinal cortex
同義語:嗅内皮質
嗅内野は内側側頭葉記憶システムの構成要素として宣言的記憶機能に関わる。
皮質と海馬の間に見られる入出力のほとんどは嗅内野を介して行われる。
嗅内野はオブジェクト情報と空間情報の両方に関わるが、現在のところ、空間情報処理やナビゲーションに関わる神経メカニズムについての研究が進んでいる。
嗅内野はまたアルツハイマー病の病変が初期の段階から観察される領域として知られている。
https://bsd.neuroinf.jp/wiki/%E5%97%85%E5%86%85%E9%87%8E
海馬傍回の前部
海馬傍回(かいばぼうかい、英: Parahippocampal gyrus)または海馬回(かいばかい、英: hippocampal gyrus)は海馬の周囲に存在する灰白質の大脳皮質領域。大脳内側面の脳回のひとつである。この領域は記憶の符号化及び検索において重要な役割を担っている。この領域の前部は嗅周皮質 (perirhinal cortex) 及び、嗅内皮質 (entorhinal cortex) を含んでいる。海馬傍皮質 (parahippocampal cortex) という用語は海馬傍回の後部と紡錘状回の内側部を指して用いられる。
線条体
線条体(せんじょうたい、striatum)は、終脳の皮質下構造であり、大脳基底核の主要な構成要素のひとつである。
線条体は運動機能への関与が最もよく知られているが、意思決定などその他の神経過程にも関わると考えられている。
線条体は、新線条体(または背側線条体)と腹側線条体に区分されるが、単に「線条体」と言った場合には新線条体のことを指す場合が多い。線条体 striatum という名称は、ヒト新線条体の尾状核と被殻が内包(大脳新皮質や視床からの軸索線維の束であり白質)によって分断される場所で、互いに連絡している部分が線条 stria として見えることから命名された
Wikipediaより |